予防歯科 | 西新井の歯医者「なごみ歯科医院」

予防歯科

予防歯科で、治療費を抑えられる?

歯科治療における費用、できるだけ安く済ませたいですよね? 実は、1番費用対効果が高いのは、予防することなんです。

まず、虫歯や歯周病になると、どれくらいの治療費がかかるのでしょうか? 保険か自費か、また治療する歯の本数などによって大きく異なりますが、1番安価な治療を行ったとしても、実は治療が終わってそれでおしまいというわけにはいきません。

保険治療にしろ自費治療にしろ、ご自身の歯とは違い、人工素材には寿命があります。いくら高いお金をかけて耐久性の高い素材を使用したとしても、それまでと同じようにブラッシングを怠れば、5~10年ほどで取り替えなくてはならなくなります。取り替える際にはまた歯に負担をかけるため、何度も治療を重ねるうちに歯が弱り、結果として抜歯することになります。

また、1度治療を受けた方は、他の箇所が再度虫歯・歯周病になる可能性も高いということです。治療前と同じ生活習慣であれば、まず間違いなく再度歯科医院へ通うことになるでしょう。

結局のところ、治療後のアフターケアが重要であり、アフターケアとはすなわち予防歯科で行っている日々のセルフケアと定期健診のことです。だったら、最初から虫歯や歯周病にならないよう予防した方が、治療費は安く抑えられるというわけです。

セルフケアとは

文字通り、ご自身で毎日行う歯磨きのことです。食事をした後は、必ず歯磨きをしましょう。外出先などですぐに歯磨きができない場合は、帰宅したらすぐに磨くようにしましょう。磨かないまま就寝してしまうことが1番危険です。

歯ブラシ

歯ブラシは、硬さがふつうのものをお薦めします。硬いものは歯ぐきを傷つける恐れがあります。力任せにゴシゴシ磨くのではなく、歯と歯ぐきの間を中心にやさしく磨きます。電動歯ブラシを使っている方は、電気の力を過信して、歯磨きが疎かにならないよう注意してください。電動歯ブラシは、手が思うように動かないという方にはお薦めですが、振動によって歯や歯ぐきを傷つける可能性もあるので、使用の際は十分注意してください。

プラウトブラシ

ヘッドの部分が小さい、コンパクトな歯ブラシです。歯並びが悪い部分や奥歯のブラッシングに効果的です。小さい分小回りが効きますが、その分効率が悪くなるため、普通の歯ブラシと併用して使用しましょう。

デンタルフロス

歯と歯の間に紐を入れることで、隙間に入った汚れを取り除きます。歯ブラシでは取り除けない汚れが一気にとれるため、歯周病の予防に非常に効果的です。また、歯の隙間に入った汚れは口臭の原因になりますので、口臭が気になる方もぜひ試してみてはいかがでしょうか。

どれも、ドラッグストアで市販されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

定期健診の重要性

虫歯予防大国であるスウェーデンでは、何と人口の90%が定期健診を受けているそうです。対して日本は2%。この数値からも、日本は「予防歯科」の重要性がまだまだ認識されていないことが分かります。

さらに驚くべきことは、80歳になった時の残存歯数です。90%が定期健診を受けるスウェーデンでは、80歳の残存歯数の平均は20本。日本は、何と8本です。8本では、食事もままなりませんから、ほとんどの方は入れ歯などで補っている状況です。

ちなみに、人間には32本の歯が生えており、親知らずを抜くと28本です。抜ける箇所にもよりますが、このうち20本が残っていれば、自分の歯で食事ができると言われています。

定期健診には、半年に1回くらいのペースでお越しいただくことをお薦めします。虫歯や歯周病の治療を終えられたばかりの方は、経過を見るために3か月ごとにお越しいただいた方が良いかと思います。

健診では、虫歯や歯周病がないかどうかをチェックし、歯石とりを行います。健診にあたってご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください。