唾液のちから
こんにちは、なごみ歯科医院、院長の佐藤です。
先月のブログにて虫歯ができるメカニズムについて知っていただけたかと思いますが、今回は虫歯予防にかかせないお口の中の唾液についてお話ししようと思います。
私たちのお口の中は常に唾液で湿らされています。これは食事の際には食べ物を噛んで唾液と良く混ぜ合わせることで胃腸での消化作用を助ける役目や、お口の中に入ってきた細菌の自浄作用、また虫歯や歯周病になりにくくする効果もあります。
お年を重ねるごとに食べ物を飲み込みづらくなったり、間違って気管に入ってしまう誤嚥などは唾液の量が少なくなってしまうことが原因のひとつでもあるのです。
お口の中がカラカラに乾いてしまったらどうでしょう?
食事も食べづらく、人との会話もままならなくなり、お口に入った細菌が洗い流されることなく容易に体に侵入してしまいます。
食べ物のカスも唾液で洗い流されることもないので、虫歯菌や歯周病菌も繁殖しやすくなり、お口のトラブルも増えることでしょう。
唾液が減ってしまう理由は加齢だけではありません。
コーヒーやお茶など利尿作用の強い飲み物や、極端に辛い食べ物など体内の水分が減ってしまえば唾液の量も減ってしまいます。
普段からお口で呼吸する口呼吸が多い方などは注意が必要です。
朝目が覚めたらお口が乾燥してカラカラになってはいませんか?普段は気を付けていても睡眠時に口呼吸になっているのかもしれません。
また唾液が減ってまう原因はお口の中の清潔さが大きく関係しています。若い方でも毎日の歯みがきが疎かになっていると唾液の量は減ってしまいます。
ぜひ、細目なブラッシングと歯科医院での定期的なクリーニングで、お口のメンテナンスを心がけていただきたいと思います。
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